『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣』

このエントリーをはてなブックマークに追加
「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 (アスカビジネス) 「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 (アスカビジネス)
山本 憲明

明日香出版社 2013-10-19

Amazonで詳しく見る by G-Tools

ビジネス社会で、みんなが思っていることがある。
それは、どうやら仕事のできる人=仕事が速い人ではないかという推測である。
実際、私もそう思っている。そうすると、「仕事の速い人」の特徴はなにかということになるが、この本はその「仕事の速い人」の特徴を、「仕事の遅い人」と対比することにより見事にとらえている。
本中、「仕事の速い人」の50の特徴を掲示しているが、その区分けに着目してもらいたい。
第1章 仕事環境編  第2章 日常生活編  第3章 考え方・姿勢編  第4章 スケジュール管理  第5章 仕事攻略編  第6章 自己研鑽編 と上手く区分けしている。
多分、「仕事の速い人」は、業務そのものの処理速度が速い人というよりは、日常生活の過ごし方、あるいは考え方、姿勢などがピーンと1本の線で結ばれている人であり、その当然の結果として「仕事が速い人」になっているのだと思うのである。

 

本中の目次を見るだけで、「仕事の速い人」の特徴がプンプンと臭っている。
その中で、「やはり」と思うところと、参考になるところを紹介したい。

 

03 「仕事が速い人はパソコンをすぐに買い替え、仕事が遅い人はパソコンを大事に使う」
04 「仕事が速い人は道具を選び、仕事が遅い人は道具を選ばない」

 

私は、物持ちのよいタイプであり、一つのものを長く使うことを美徳としてきた。しかし、確かに日に日に処理速度の高いもの、便利なものが出てきており、「物をもったいない」と考えるよりは、「時間をもったいない」と考えることが必要なんだと思う。

 

05 「仕事が速い人はどこでも仕事をやり、仕事が遅い人はデスクでやる」
この見出しを見ただけでは、何のことを言っているのかわからないと思うが、
次の本文内容を、ぜひ参考にしてもらいたい。
「『どこでも仕事ができる人』は、スキマ時間のような限られた時間で仕事をしなければならないため、総じて仕事の立ち上がりが速い。すぐにエンジンをかけられるかどうか、ということも『仕事の速い人』になるための重要な要素です」(P38)

 

10 「仕事が速い人はさっさと眠り、仕事が遅い人はゆっくり眠る」
「リラックスした格好で読書をして、眠たくなったら寝床に入る」(P59)
「なんだ大した話じゃないか」と思うかもしれませんが、実は私は寝つきが悪くて困っていたところ、はたして寝る前の読書をしたところ、本当に眠たくなるから不思議です。 当然ながらよく眠れた翌日は、集中力が高まっています。つまり「仕事が速い人」モードになっていると言えます。

 

16 「仕事が速い人は未来を見つめ、仕事が遅い人は今を見つめる」

 

「『今日やることは、未来からの逆算で決まる』というのは、私がいつも意識していることです」(P85)
前に紹介した『ワン・シング』と考え方似ていませんか?

 

24 「仕事が速い人はひとつの仕事に全力を傾け、仕事が遅い人は仕事を並行してやる」
40 「仕事が速い人は文章がうまく、仕事が遅い人は文章が下手」

これこそ、拙著『サラリーマンの本質』と言っていることは、似ていませんか?
(同書「『問題並列型』とモグラたたき」P22~ 「文章を素早く書く」P54~  目次参照 )

 

28 「仕事が速い人は退社する時間を決め、仕事が遅い人は仕事が終わったら退社する」
まさに「その通り」だと思います。
企業で残業が多い人はいついかなる時も多く、しかも改善しないということは、この出発点が違うからだと思います。

 

34 「仕事が速い人は適当にやり、仕事が遅い人は完璧にやる」

 

これも前に紹介したブログ「完璧主義より完結主義をめざす」と似ていませんか?

 

41 「仕事が速い人はお金を使い、仕事が遅い人は倹約する」
「『お金で時間を買う』とは、とり戻すことができない『時間』を増やすために、お金を使うということです。
(略)一方、『仕事が遅い人』は、お金が惜しいため、時間を使ってお金を増やそうと(減らすまい)します。しかし、その行為によって肝心の時間がなくなってしまいますので、お金はそれ以上増えることがありません」(P190~)

 

どうでしょうか? ざっとこの本のイメージが湧いたでしょうか?
おそらく、みなさんが期待しているものが書かれていたのではないでしょうか。
私がちょっと異論があるのは、第4章 スケジュール管理です。 言っていることはすべてあっていると思いますが、あまり「タスクごとに時間管理」をすると、それだけで相当な時間が必要となってきます。
その方法が好きな人なら、それはそれで構わないのでしょうが、多くの人は長く続かないでしょう。
そして、あまりやり過ぎると、それこそ「仕事が遅い人」になってしまいます。
私は、ここも時間をできる限り節約し、1つでもタスクをこなした方がよいと思います。
また、個々の項目はその通りだと思いますが、全体を俯瞰すると、一見相反することを言っているように映る箇所もあるかと思います。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です