漢字を減らすと文章はうまくなる!

先日、私は兄と言い争いをした。
兄から「文章のうまい人って、どういう人か?」と聞かれ、私は即座に「漢字を使わない人かな……」と答えたことが発端となった。

 

兄は「おまえ、その答えはおかしいだろ。それでは、なんのために小学校から漢字を学んできたんだ!」と反発し、「それだったら、漢字検定などやめればいいじゃないか!」と言い放ったのである。

 

兄の言い分は、もっともである。
しかし、真実だから、仕方がない……。

 

私は、兄には、「さまざまな漢字を知っているが、あえて使わない人が、文章のうまい人」と言えばよかったと、あとで反省したが、その私の答えにも、兄は「それは、どういう意味だ!」ともっと怒ったかもしれない。

 

私がそう答えた理由はシンプルである。
それは、私は、本を書いているとき、たえず、講談社校閲局編の『日本語の正しい表記と用語の辞典 第三版』を手元に置き、思わず漢字にしてしまったときは、漢字にした方がよかったかどうか、確かめているからである。

 

この辞典は、出版社の校正者向けだが、小国語辞典なみの厚さだし、ひらがな書きが望ましい語が掲載されている。
もし、みなさんが「文章を正しく書きたい」「文章をうまく書きたい」と思うなら、時間と効率の観点から、ぜひおすすめしたい。
この辞典を一冊手元に置けば、文章についてのみなさんの疑問や、悩みは、ほとんど解消するはずである。

 

そんなこともあり、私の文章がうまいかどうかは別にして、私は、下記のような語は、極力ひらがなにしている。

 

更に、既に、多分、余程、大体、大概、大抵、事、筈、訳、時、迄、様に、一杯、色々、恐れ、却って、極めて、結構、随分、全て、是非、敢えて、絶えず、例えば、正に、全く、専ら、決して……。

 

ここで、みなさんにことわっておきたいが、それらの語を漢字で書いても間違いではない。

 

しかし、みなさんには、これらの語をもう一度、見てもらいたい。
文章の中で、上記の語を漢字にすると、文章自体がちょっと重く見えないだろうか?
すなわち、私は、そんな感覚から、ひらがなにしているのである。

 

私は、ビジネスマナーの本を書いているが、ビジネスマナーも人に与える「印象」が軸になっている。
私は、文章も、まったく同じだと思っている。

 

どうしたら、人は読みやすくなるのか? -私は、ここが、文章上達への入り口だと思っている。

 

 

・「漢字を減らすと文章はうまくなる」の補足説明は、4月17日(日)午前中配信予定のメルマガに記載していますので、あわせて参考にしていただければと思います。

 

・今回は、事前課題型です。下記私が書いた文章の中で、私は、ある語をあえてひらがなにしました。
その箇所はどこでしょう? -ここに考えが及ぶと、文章上達まっしぐらとなります。

 

メルマガ「本に書かれていないビジネスの流儀」の情報
http://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

[出題文章]

 

2016-04-09ブログ用

 

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント
企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

目次を参照してください。

 

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

本の目次

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

スマホで読む方法

 

 

 

誤字脱字は意外なところで発生している!

私は、『企業で働く 営業女子が輝く35のヒント』を含め、3冊の本を書いていますが、みなさんに参考になることをお話ししたいと思います。

 

本を書いた人ならおわかりかと思いますが、本を書くうえで、なにが一番大変なのかというと、校正です。
何度も何度も読み返します。

 

もちろん、誤字脱字にも注意しますが、言い回しが舌を噛みそうな表現になっていないか、気になる箇所の文章は、口に出して何度も読んで書き直します。

 

不思議なことに、一回目にまったく気づかなかった箇所が二回目にわかり、二回目にまったく気づかなかったことが三回目にわかります。
こうした作業を繰り返していきますが、ここに意外な事実があります。

 

それは、ちょっと気になった箇所、読んでいてつかえた箇所は、修正を加えることもあり、誤字脱字はなくなりますが、意外にもすらっと読めた箇所に誤字脱字があるということです。

 

すなわちノーケアの部分に誤字脱字があることが多いのです。
そして、その誤字脱字の多くは変換ミスによります。

 

ここで注意しなければならないことは、すらっと読み返せた部分に存在する誤字脱字は、気づかないままでいるということです。

 

このことは、私たちはよくよく考えなくてはならないことだと思います。
得意先やお客さまに文書を送るとき、もちろん、私たちは送る前に読み返します。

 

そのとき、意外にも、すらっと読めた部分に、誤字脱字があるということです。

 

また、文章を読み返してみると、意外にも人の名前が違っているということもよくあります。

 

人の名前の場合は、変換候補がすぐに出てきますから、よく確かめないと間違った変換を選んでしまい、しかも、すぐに変換ができたこともあり、気づかないままでいるのです。
私は、封書の宛先名を間違えたという、思い返すだけでも、汗が出てくるような苦い経験があります。

 

みなさんは、「誤字や脱字は、意外にもすらっと読み返せたところにある」ことを頭に置けば、予想外の誤字脱字を防げると思いますので、ぜひ、参考にしていただきたいと思います。

 

そして、私は、ビジネスでのミスも、意外とこんな形で発生しているのではないかと思っています。

 

・「誤字脱字は意外なところで発生している!」の補足説明は、4月11日(火)配信予定のメルマガに記載していますので、あわせて参考にしていただければと思います。

 

メルマガ「本に書かれていないビジネスの流儀」の情報
http://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント
企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

目次を参照してください。

 

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

本の目次

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

スマホで読む方法