『浅草のおかあさん』の舞台㉘浅草気質

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浅草気質

 

浅草には、子供に食べさせたくて、好きなものを嫌いとまで言ってしまうおかあさんたちと、親にまで遠慮してしまう子供たちがいる。

 

だからと言っては変だが、浅草のおかあさんたちはそんな子供たちが大好きであり、子供たちは自分の本当の気持ちをわかってくれるおかあさんが大好きなのだ。

 

 

浅草出身の文人、久保田万太郎先生は、『浅草風土記』の中で、『浅草繁昌記』のある記述を引用している。
そして、「政治家だの学者だの官吏だの浅草の土地に従来あんまりいなかったということだけはほんとうである」と述べている。

 

いまでも、浅草から著名な政治家は出ていないと思う。また、浅草からエリート官僚が出たなんて話も聞いたことがない。

 

 

なぜだろう? それには、もちろん浅草という土地柄が影響している。浅草はやはり商人や職人、芸人の街だからだ。
そして、浅草の人たちは権力者がしているような「ちゃっかり」手に入れるということがはできないのではないだろうか。
また、「ちゃっかり」ができないところに自分たちのプライドがあるのかもしれない。

 

 

「浅草のおかあさん」は、亭主の浅草気質に苦しんだ。

 

 

 

 

近日発売の
『浅草のおかあさん』第28話 浅草気質  から

 

 

 

『浅草のおかあさん』目次
『浅草のおかあさん』の舞台を訪ねて(画像)

 

 

 

浅草が生んだ文人 久保田万太郎先生も浅草気質に触れている。久保田万太郎生誕の地の碑

 

 

 

 

2018年1月4日