『浅草のおかあさん』の舞台㉑かんぴょう巻きといなりしかない寿司

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かんぴょう巻きといなりしかない寿司

 

寿司というと、いろいろな種類の詰め合わせをイメージするが、「志乃多寿司」には、かんぴょう巻きといなり寿司しかない。

 

浅草のおかあさんたちは、子供が遠足に行くともなれば、「志乃多寿司」に予約をしておき、その日の朝、取りに行った。

 

 

お腹が空いているかわからないときでも、「志乃多寿司」のかんぴょう巻きやいなり寿司を口に一つほおばると、続けて食べたくなる。

 

これは、「志乃多寿司」の油揚げとかんぴょうがジューシーなことと関係がある。それに伴って海苔もご飯も湿り気を帯びているから、ご飯が口に入るという重さがない。また、いくぶん甘めの味付けがいっそう口に入りやすくさせる。

 

 

考えてみれば、浅草と寿司とは縁がある。
いなり寿司とのり巻きの詰め合わせを「助六寿司」というが、この「助六」は歌舞伎十八番「助六所縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)の主人公花川戸助六から来ている。花川戸はもちろん、浅草の花川戸である。

 

いま、浅草では、吾妻橋から言問通りに向かって、隅田川沿いに歩く道を「助六夢通り」と呼んでいる。

 

 

 

 

近日発売の
『浅草のおかあさん』第21話 遠足の切り札「志乃多寿司」  から

 

『浅草のおかあさん』目次
『浅草のおかあさん』の舞台を訪ねて(画像)

 

 

 

「志乃多寿司」

 

助六夢通り

 

 

 

 

2018年1月3日